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サウスバンク シンフォニア様: 輝かしい未来への切符をバーチャルオーディションで

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概要

ロンドンを拠点とするサウスバンク シンフォニア様(以下、敬称略)の奨学生オーディションには、毎年、世界中の俊英たちがこぞって参加します。

サイモン・オーバー氏は、遠い国から遙々やって来る志願者たちの長距離フライトや乗り継ぎにかかる時間に心を痛めていました。飛行機代を賄えないがゆえに応募を断念した若者たちの真の才能が埋もれてしまうのも残念です。

そんな折り、公演を聴きにきたBT幹部との会話を通して、サイモン氏はある解決策を見出しました。それがCiscoイマーシブテレプレゼンス ソリューションです。この高度なテレビ会議システムがあれば、海の向こうにいる志願者の演奏を、まるで同室にいるかのように見聞きすることができます。おかげでサイモン氏の楽団は、今や若き才能の芽を育てるだけでなく、緑豊かな地球を育むことにも大いに貢献しています。

「テレプレゼンスを利用して、ニュージーランド、スペイン、スコットランドの団員を採用しました。審査過程を通して削減できたCO2排出量は約20トン、フライトの距離にして5万5000マイル(約8万9000キロ)、さらに数十万円の経費を節約できました」
- サイモン オーバー,サウスバンク シンフォニア音楽監督

課題

サウスバンク シンフォニアは、音楽学校を卒業したばかりの有望な若手演奏家を支援し、プロとして自立させることを目的とする管弦楽団です。創設者であり音楽監督でもあるサイモン オーバー氏は設立理由についてこう語ります。「音楽学校の生徒を教えていて心底驚かされました。溢れんばかりの才能に恵まれ、ひたむきに努力を続けてきた彼らが、卒業後にプロとしてやっていける保証はまったくないという事実にです。当楽団の目的は、有望な若者がキャリアをスタートさせるための足がかりを提供することにあります」

32人の団員は毎年、音大卒業生の中から新しく選抜されます。在籍中は奨学金を受けながらフルタイムの演奏家として活動、プロとしての基礎を学びます。スキルの幅を広げ、様々なジャンルの公演を実地体験。技巧だけに終わらない幅広い視野をもつことで、今後のキャリアを切り開くための素地が備わります。そうやって巣立っていった演奏家たちの活動を通して、音楽のすばらしさを世に伝えていくことも サウスバンク シンフォニアの理念のひとつです。

団員の選考は世界中の演奏家を対象に行われます。2008年には、わずか15分のオーディションを受けるために海の向こうのアメリカ・ボストンから遙々イギリス・ロンドンまでやって来た志願者もいました。それぐらい大規模な選考会なのです。

オーバー氏は言います。「飛行機で来るほどやる気があるという点では高く評価できますが、環境面では好ましくありません。生涯に一度のチャンスだとわかっていてもロンドン行きのチケットを買えない若者がいることを考えると、公平さに欠ける面もあります」

Cisco社とBTは、共に サウスバンク シンフォニアの後援者として、その活動を応援しています。かつてBTコンファレンシングの関係者が公演を聴きに行った際、オーバー氏との会話の中で国際オーディションの話題がもち上がりました。

解決策

BTはCiscoイマーシブ テレプレゼンスを用いたグローバルなテレビ会議ネットワークを運営しています。ハイビジョン画像と忠実度の高い音声技術を採用しているため、演奏を聴くうえでの音の明瞭さや広がり感にも遜色はありません。

Cisco テレプレゼンス ソリューションの基盤をなすBTグローバルネットワークなら、文字どおり、地球上のどの地点でも接続することができます。イマーシブ テレプレゼンスなら、たとえ別の大陸にいても、同室で演奏しているかのようなオーディションが可能です。 サウスバンク シンフォニアの入団審査にはうってつけでした。

サウスバンク シンフォニアはBT、Ciscoとの共同作業にもとづき、一連のバーチャルオーディションを計画。準備は順調に進み、当日はセントポール大聖堂に程近いBTセンター内に審査員が集合。テレプレゼンス専用スタジオのモニター前に着席しました。

いよいよオーバー氏のバーチャルな旅が始まります。「午後3時にスペイン・マドリードでトランペット奏者とバイオリン奏者の演奏を聴き、同日5時にはイギリス・グラスゴーで別の何人かを審査。7時にはアメリカ・ニューヨークに移り、9時にはニュージーランドのオークランドといった具合です」

イベントとしてはトラブルもなく流れもスムーズでしたが、音楽的に支障はなかったのでしょうか?「一人ひとりの演奏が実によく見えましたよ」とオーバー氏は言います。「弓を繰る手の動きも、弦やキーを押さえる指先も、はっきり見えました。肝心の音についても、同室で演奏しているかのように聞こえました」

導入効果

32人の団員を選考するために、楽団側は1週間で140人を超える志願者を審査。その中にはイマーシブ テレプレゼンスによる世界規模のバーチャルオーディションも含まれました。

この試みが期待以上の成果をもたらしたことから、翌年の入団審査にもバーチャルオーディションが用いられることは確実となりました。

以上の例からもわかるように、楽団であれ、企業であれ、志願者の適性を評価する手段としてイマーシブ テレプレゼンスを用いることは極めて有効です。場合によっては採用の可否を即決できるため、少なくとも二次選考までには数人の有力候補に絞り込むことができます。いずれにせよ、時間と経費と環境への負担は大幅に軽減されます。

サービス概要

  • Cisco イマーシブ テレプレゼンスを用いたBT One Collaborateテレビ会議サービス。接続にはBT IPコネクトグローバルを使用

参考資料

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